子どものころ使っていたシャンプー、覚えてる?
楽天やアマゾンの口コミもレビューもなかったあの頃。
それでも、テレビのコマーシャルで流れるサラサラの髪の毛笑顔だけで「これ欲しい!」って思えた。
お母さんが新しいシャンプーを買ってきたらワクワクしたものです。
お風呂場にあったあのボトルの色、香り、CMのメロディー……大人になった今でも、ふとした瞬間によみがえることがあります。
この記事では、昭和の懐かしいシャンプーたちを振り返りながら、実際に私が使っていた思い出も交えて紹介します。
昭和に使っていた懐かしのシャンプー&リンス
あの頃、子どもだった私が使っていた、あるいは家のお風呂にあったシャンプーを思い出してみました。
エメロン(ライオン)・ティモテ(ユニリーバ)・シャワラン(牛乳石鹸)・エッセンシャル(花王)・恋コロン髪にもコロンヘアコロン(資生堂)・バスボン(資生堂)・カオーフェザー(花王)・エッセンシャル(花王)・ティアラ(資生堂)・リンプー(資生堂)・ピュア(花王)
ちなみに、これはシャンプーではなくトリートメントですが、スウイング(ライオン)も印象に残っています。
私が使っていて覚えてるのはこれぐらい。
忘れているのもあるかもしれないけど、このくらいが私の記憶のなかに残っているシャンプーたちです。
エメロンのCMには一般女性が出演していた
子どもの頃に使っていたシャンプーで、まず思い浮かぶのが「エメロン」。
たぶん、一番記憶に残っているのは、あのCMの印象が強かったからだと思います。
日本のどこかの街角で「ちょっと振り向いてくれますか?」と、道行く一般女性に声をかけて、女性が振り向くと、「♪ふりむかないで〜 ○○の人〜」と曲が流れるCM(○○は撮影されたそこの地域の名前)。
一般の女の人が後ろから急に声をかけられて恥ずかしそうに去っていく。
子ども心に「本当に急に声をかけてるのかな?」とドキドキしながら見ていました。
仕込みなのかもしれないけどそう感じさせない素朴さ、そして芸能人じゃなく普通に街を歩いてる人というところに驚きがありました。
ちなみに、エメロンという名前は「エメラルド」と「ライオン(会社名)」を組み合わせたものなんだそう。
なるほど、ちょっとおしゃれな響きですね。
発売は昭和40年(1965年)8月。
ティモテといえばやっぱりCMのブロンド美髪
ティモテを使っていたのは、私がもう成人してからのことだったので、自分で買ったシャンプーです。
ティモテと聞いてまず思い出すのは、あの印象的なCM。
洗髪するシーンがよくパロディにもされてましたが。
草原で白い服の女の人のサラサラの金髪ロングヘアのCMを見てティモテを買った思い出があります。
私の中でティモテは白&グリーン&ブロンドです。
白とグリーンのパッケージ。そして“北欧の7種のハーブ”というフレーズにとても惹かれました。
実際に含まれていたとされる北欧の7種のハーブはわかりませんが、カモミールやローズマリー、セージなんかが入っていたのかな?
ティモテのにおい好きだった。
ユニリーバ 昭和59年発売
シャワランといえばピンク・レディーのCM
シャワランと聞くと、すぐに頭の中で流れるのが「♪シャワラ~ンビューティ〜」というCMソング。
そう、当時大人気のピンクレディが出演していました。
シャワランのビューティシャンプーとビューティーリンス
「ピンクレディ=時代のアイコン」だった昭和の空気感をまるごと思い出させてくれます。
たしか私が中学1年生だったと思います。
シャワランのCMを見てすぐ、発売されたばかりのシャンプーを買ってもらった記憶があります。
時系列で考えると、それまで使っていたのはエッセンシャル。
その後にシャワランに切り替えたような…。
どちらも香りがとても好きで、交互に使っていた気がします。
ミー:「髪イキイキ」
ケイ:「ツヤツヤ」
というセリフもいつまでも頭に残ってる。
牛乳石鹸 昭和52年2月発売
エッセンシャルはキューティクルケアの元祖
エッセンシャルもシャワランと同じくいい香りで大好きだった。
初めに使ってたエッセンシャルはシャンプーの色が透明のグリーン。
忘れていたのか今知ったのかわからないけど、あの頃のエッセンシャルって、カオーフェザー・エッセンシャルという名称だったみたいで、カオーフェザークリームシャンプー・リンスと同じカオーフェザーブランドだったそうです。
そして、エッセンシャルというとやっぱり「キューティクルケア」。
キューティクルという言葉をエッセンシャルで初めて知りました。
髪の毛のケアってとっても大切なんだとCMから学んだ感じです。
そしてもう一つ、「天使の輪」という言葉。
キューティクルが整った美しい髪のツヤが光って輪っかみたいに見えるアレです。
友だちの間で「天使の輪ができてる」とよく言い合ったものです。
もし当時、流行語大賞があったなら「キューティクル」とか「天使の輪」がノミネートされたのではないでしょうか。
昭和に使ってたシャンプーをあげた中で、今でも残っているのってエッセンシャルだけ!!たぶん。
今はピンクとオレンジのパッケージだけど。
でも私が当時好きだったのはグリーンの透明のエッセンシャルでCMに出てたのは林寛子さんでした。
花王 昭和51年3月発売
恋コロン髪にもコロンは女子高生の心に刺さった!
たしか私がギリ高校生だった頃かな?
このシャンプーの名前を初めて聞いたときの衝撃、今でも覚えています。
「名前、長っ!!」
でも、その長さが逆に心に刺さったんです。
「恋」とか「コロン」なんて、それまでのシャンプーにはなかったような可愛い響き。
そして何より、「髪の毛に香りが残るヘアコロン」というコンセプトに、ものすごく惹かれました。
私は当時、資生堂の「シャワーコロン」が大好きで使っていたんですが、
それが「髪専用」になった感じで、もう期待MAXで買いに走りました。
…が、実際に使ってみると、「あれ?思ったほど香りが残らない…(シャンプーで残る香りと同じぐらい。)」と思ったのを覚えています。
そしてこのシャンプーは資生堂の「バスボン ヘアコロン」というブランドだったと最近知りました。
CMは早見優さん
資生堂 昭和57年発売
バスボンのCMソングの歌詞のインパクトが強すぎ
バスボンといえば松本ちえこさん、もうむっちゃかわいかったですよね。
そして印象的なのがCMソングの「バスボンのうた」
「♪まんまる顔の女の子はいい妻になれるって私ってなれそう?ねっバスボン」
そして次の歌詞が
「♪ふっとい足の女の子はいい母になれるって私ってなれそう?ねっバスボン」
その前に資生堂のクリアシャンプーってのがあって、これも松本ちえこさん出演で
湯船につかった松本ちえこさんが「1・2・3….8クリア~!」と言って出るんです。
バスボンとクリアは使ったかどうかも覚えていない。
でも歌が好きだったなぁ。
「恋人試験」もバスボンのCMソングでしたよね。
「♪知っているのに わざと間違える 65点の人が好き」
資生堂 昭和51年発売
ティアラは大人のイメージ
今回昭和に使っていたシャンプーを思い出してて、いつ発売だったかな?と調べてたらティアラを発見。このなんか大人っぽい容器と香りのイメージをなんとなく思い出した。
資生堂 昭和55年発売
リンプーは日本初のリンスインシャンプー
リンプーって、日本で初めてのリンスインシャンプーだったと思う。
平成かな?と思ってたら昭和63年だったんですね。
「このリンプーは手抜きするためではなく、忙しい女性が時短でお手入れできるように」みたいな内容の説明があったと思う。
(当時は時短って言葉は使ってなかっけど)
「朝シャン」が流行りだしたのもこの頃だったかな?
とにかくこのリンプーは画期的。
リンプーなら1本で簡単に時短でシャンプーがすむから。
愛用してました。手抜きのために(笑)
資生堂 昭和63年3月発売
ピュアのポップな容器デザインが印象的
このピュアが大好きでした。けっこう長く使ってた気がする。
容器がピンクっぽい紫色でPURE syampooのポップなロゴがおしゃれ
香りは柑橘系だったかなぁ。
忘れてしまったけどすごく好きだった。
花王 昭和59年発売
昭和のシャンプーを思い出すまとめ
昔の記憶なので少し間違っているところもあるかも。
ほかにも何かシャンプーあったけどまた思い出したら追加します。
シャンプーじゃないけどトリートメントのライオンのスゥイング(CM岩崎宏美さん出演)もCMソングが今も頭に残ってる。
そして、気づいたことだけど昭和のシャンプーって今より香りが長く残った気がする。
「ものすごくいい香りで大好きだった」と感想を書いてるけど、じっさいどんな香りかは覚えていない。
なんとなく香りのイメージは浮かぶけど。
たまにいい香りがして「あっ?このにおい何だったっけ?」「このにおい知ってる」ということがあるけど、それは昭和の頃に使ってたシャンプーの香りに似ているのかも。
それと小学校の頃はリンスは洗面器にキャップ1杯入れてお湯でといて使ってた。
よく銭湯にも行ったりしてたけど、共同の洗面器で使ってた。今ならいやかも。
今は、リンスなんて言わないね、コンディショナー。
でもやっぱりリンスと言ってしまう(笑)
また思い出したら追加します。